都営バスは、本日・12月25日より、「フルフラットバス」(車内の通路後方にある段差を解消したバス)を日本で初めて導入し営業運行を開始しました。
「ノンステップバス」では車内後方に段差があるのに対し、「フルフラットバス」では車内後方に段差がありません。この段差解消により見込まれる効果は大きく2つあると考えられます。一つは、高齢者をはじめ誰もが車内後方まで移動しやすくなることです。もう一つは、車内前方での混雑緩和です。
運行路線についてですが、初めのうちは、都02系統〈大塚駅~春日駅~御徒町駅~錦糸町駅〉に限られます。
「フルフラットバス」の導入・普及には財政・財務上の高いハードルがあるでしょう。しかし、「フルフラットバス」というより一層のバリアフリーを追求するための東京都交通局の取り組みを機に、誰もが利用しやすい公共交通機関としての路線バスが全国に広がることを期待したいところです。
(参考:都営バスのニュース【報道発表】URL: https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/pickup_information/news/bus/2018/bus_p_201812148335_h.html)