駅ホームにおける安全性の向上。それは、まさに、鉄道を利用する全ての人の命と安全を守る取組であると言えるでしょう。
それだけではありません。鉄道を利用する全ての人の家族・親戚や友人・関係者等の安心に繋がる取組でもあるでしょう。
今回は、前回のブログ(駅ホームにおける安全性向上について①)の続きです。
東京都議会は、「駅ホームにおける安全性向上対策の加速に関する意見書」(以下、「意見書」)と題して、国会及び政府に対し、駅ホームにおける安全性向上対策を一段と加速させるため、次の1から4の事項を実現するよう強く要請しました。「強く」要請しているので「強く」期待したいところです。
1 ホームドア等の整備を更に加速させるため、鉄道事業者の積極的な取組を促すとともに、整備に必要な財源を確保すること
2 異なる扉位置の鉄道車両への対応や、コスト及び整備期間の縮減などを図るための技術開発に対する支援等を行うこと
3 内方線付き点状ブロックの整備に対する鉄道事業者の取組を支援するため、必要な財源を確保すること
4 駅員等による誘導案内を強化する取組や、鉄道利用者に向けた啓発活動など、ソフト対策に対する支援の充実を図ること
当協会としては、一般社団法人として、「意見書」に反映されている駅ホームにおける安全性向上を訴え続けることは勿論のこと、「意見書」に書かれていない当協会単独・独自の内容についても、引き続き、関係各所に働きかけていきます。